理想と現実の間で苦しむというのはよくある話ですが、看護師の仕事はそれにかなり近く、自分のイメージする場面と実際の現場は大きな差が生まれてきてしまうものです。特に怪我や病気で精神的なバランスが崩れている人を相手にするのですから、肉体的疲労だけではなく、精神面も摩擦していくのは当然のことです。
感謝の言葉や喜びといった報われる瞬間も多いですが、同じくらい救えなかった命、罵りや憎しみといった感情を向けられることも多くなってきます。それゆえ少しずつストレスが溜まっていって、やがて心の闇を抱えるようになってしまいます。これは看護師だけではなく、どの職業にあっても、もっと言えばどんな人でも起こる普通のことです。それでも人の命に関する職業というのはそれだけでストレスも大きくなってしまい、解消や発散をしっかりと行わないと、まさにミイラ取りがミイラになってしまう場合があります。
ですからストレスが溜まってきたと感じてきたら、即座に解消することが大事になってきて、プライベートは仕事のことを忘れるということも必要になります。一生懸命な人ほど心の中に闇を抱えてしまう、そしてやがて押し潰されてしまうことが多いので、そうなる前に自分自身をケアしてあげることも大切になります。患者さんを癒してあげることができるのですから、ほんの少しだけその気持ちや労力を自分自身に向けてあげて、体と心をケアすることが大切です。
看護師自身の体と心のケアについて上手くまとまっていますので、参考にしてください。→http://xn--u9jua9026awlbn09civzddp.net/